We are Buell

2010.05.25

応援ありがとうございました ― 雨に祟られた週末でした。

ビューエル1125Rと鈴木大五郎さんによる全日本選手権ロードレースへの挑戦プロジェクト。第2弾は、大分県はオートポリスサーキットで開催された第3戦でした。
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4月のBRAGナショナルイベントでは多くの方の善意をいただき、何とかオートバイをここ九州まで持ち込んだ我々。なんでわざわざお金の掛かる九州に・・・という声もあるのでしょうが、なんと言ってもバイクは九州が熱いのです。
サーキットイベントも九州はいつもたくさんのお客様が来てくださいますし、特にこの全日本選手権ロードレースではここオートポリスが来場者数もブッチギリで多いことで知られています。
我々、貧乏チームの今年のプロジェクトは、目立つレースに出て行く・・・第1戦=開幕戦で東京に近い筑波サーキット、第3戦=最大観客動員を誇るオートポリス、最終戦=2ヒート製でチャンピオン争いも注目度を高める鈴鹿、の3レースに出て行くことが目標でした。その二つ目の戦いの場がここになります。

とはいえ、お金もなければ隠しネタもない我々のため、エンジンパワーは前回の筑波から何も変わっていません。オートポリスではストレートでのスピード差が50kphにまで達するため、ここで好成績を残すことは難しいでしょうが、九州のファンの前に1125Rの雄姿とサウンドを響かせたい、という強い思いで九州までやってきたというわけです。

さて、バイクのほうはBRAGナショナルイベントを終え、1125CRをTカーとしてレーシングマシンに改装し、2台体制になりました。とはいえ、ぎりぎりのスケジュールで(何しろこのチームの誰もがボランティア、みんなが持ち出しで戦っています)したから、満足な準備をする余裕がありませんでした。それでも、チームをまとめるファクトリーヒロと、サポートライダーを務めてくださっている山下剛選手が、タイヤテストを通じて何とかセットアップに務めます。その甲斐あって、ライダーの鈴木大五郎選手も去年以上のタイムが出せそう、と意気込んでの九州入りになりました。
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加えて、背中には皆様からの大きな声援をいただきました。
BRAGナショナルイベントで急遽始まったビューエルのスーパーバイクレース参戦を応援しよう基金に賛同してくださった皆様からいただいた多くのカンパ。お約束通り、このレースから1125Rのサイドカウルには、その皆様のお名前が貼り出されています。
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金曜日の朝から大五郎選手とチームはマシンのセットアップに入りました。
残念ながら思うようにタイムは出ず、1125Rのポテンシャルの高さの一方で尖ったところがないがゆえの難しさも味わうことになります。また、土曜日の車検に向けての課題もいくつか確認しての練習日となりました。
土曜日は、午前中早い時間に無事車検を終了させ、予定よりやや遅れて14:30から、JSBクラスの予選が始まります。が、その前に、メインステージでは、JSBクラスに参加する異色のオートバイ=外車勢の特別インタビューセッションが行われました。
我らが1125Rと鈴木大五郎選手に加えて、Ducaiで参戦する須貝選手と、BMWの戸田選手です。イタリアとドイツのお二人はそれぞれ日本のスーパーバイクに全く引けを取らないどころか、実力はそれ以上とも言われる馬力が自慢のスーパーバイク。一方で我々の1125Rは全くのスタンダードエンジン、それも楽しさを追求して来たビューエルのマシンですから、残念ながら速さでは勝ち目はありませんが、その個性的なルックスとサウンドが耳目を集めます。大五郎選手もステージ前に並べられた1125Rを示しながら、大いにこのマシンの魅力を語ってくださいました。
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さあ、いよいよ予選です。予選通過がこんなにもどきどきするマシンと、それを託された大五郎選手。ストレートのスピードでは全く叶わないため、ゆっくりと他のライダーがコースインした後を追います。天候が不順のため、今にも雨が零れ落ちそうな状態でしたから、とにかく早い時間にタイムを出しておかなくてはなりません。まずは3周し、早くもタイムが落ち着いてきたのでいったんピットイン。僅かにセットを変えて走り出しましたが、ウエット宣言が出て、コースの先のほうでは降雨がひどくなってきたようで、走行中のライダーが次々にピットインしてきます。
大五郎選手も、様子だけ見てすぐに戻ってきました。レインタイヤにすぐにセットしなおしますが、レインで出るほどの雨ではなく、かといってスリックでリスクを犯すのもためらわれる状況で、これ以上は出来ることもないと判断して早々にピットに引き上げることにしました。
予選順位は30位、今回は地元九州勢に先を越されましたが、なんとか予選通過です。
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決勝の天気予報は雨。決勝に向けてバイクのフィーリングを大五郎選手に確認しながら、セッティングの方向性を探ります。
フルウェットではまだ走らせていませんから、ここでチームのノウハウが生きてくるところですが、なかなか自信を持ってこうだ!とも言い切れないのが悩ましいところです。とはいえ、より足回りをキチンと動かしてバイクを理解しやすい方向に振っていき、朝のウォームアップで確認しつつ車体の動きに大五郎選手にも慣れて貰うと言うことでミーティングは終了しました。
今日は早めに引き上げて、明日の決勝に備えます。

日曜日、そんなに予報どおりじゃなくても良いじゃないか・・・というほどの大雨。結局この雨は記録的な豪雨になりました。
オートポリスは標高が高く、山と山の間の谷あいにありますから、雨が降るとたちまち雲の中に入ってしまって視界が悪くなり走れなくなります。とはいえ、雨が激しければ霧は出にくいので、ライダーとしては走りたくはないでしょうがフルウェットと割り切れば走れなくもない・・・と、サーキットに向かいました。
僕たちの宿は大津町の格安の民宿だったのですが、ここからオートポリスに向かうのに菊池渓谷を登る道を選択したところ、上り坂の大半が流れる土砂と滝のようになった水で大変なことになっていて、うかつな走り方をしたら水没しそうなくらいです。ワイパーは最強で動かしていても視界が悪く、確かに霧は無いけれどもバイクで走るコンディションではありません。
何とかサーキットにたどり着き、ピットのテントを引っ張り出して準備を始めますが、ものすごい雨でコースの水没や泥が流れ出しているんじゃないかという心配が出てきました。そこに、タイムスケジュールの2時間遅延のアナウンスが流れました。これで、事実上朝のウォームアップランはキャンセル・・・ですが、コース確認もなしにこのコンディションでの走行はムリだなあ・・・と話をしているところに、チーム関係者のミーティングが招集されました。

結論としては、大雨洪水警報が発令され、レースどころかサーキットから帰ることも危ぶまれるようなコンディションになっていくため、全面的に中止という判断になりました。オートポリスとしては大変な痛手ですが、天候には勝てませんし早めの判断で正しく決めてくれたと思います。実際、ちょっと手が付けられないような勢いで雨が降っていましたので、早速撤収に入ります。レースが出来なくなってしまいましたが、無理して走らせてリスクを負わずにほっとした一面もある一日となりました。2台の1125は鈴鹿で開催予定のハーレー&ビューエルバトルフィールドを走らせるため、それぞれのチームに託されて積み込まれました。

というわけで、消化不良な様でおなか一杯の週末でした。次の全日本選手権参戦は未定ですが(出来れば最終戦の鈴鹿には出たいと思っています)、皆様には鈴鹿サーキットで6月12-13日の週末に開催される、ハーレー&ビューエルバトルフィールド(鈴鹿300km国際ロードレース併催)でお会いできると思います。
ライダーは、おなじみ鈴木大五郎選手に加え、サポートライダーの山下剛選手。2台の1125が走る姿を見られるのは、このバトルフィールドだけです。これに加えて、XBRRには3年連続でバトルフィールドを制した小池選手がライダーとして登場。3台とも勿論章典外ですが、ビューエルのトップマシンが走る姿をぜひ皆さんも見に来ていただければと思います。

最後になりましたが、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様のサポートで1125Rと大五郎選手を今回九州で走らせることができました。
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フェアリングに連なる皆様とスポンサー様のお名前を改めてアップでお届けします。
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それでは、鈴鹿でお会いしましょう!

担当: Nat

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